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「舞いあがれ 東大阪」メッセージ

MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
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足立 克己さん

大阪モノづくり観光推進協会
専務理事/事務局長

2012年に大阪モノづくり観光推進協会を設立。専務理事、事務局長となった足立 克己(あだち かつみ)さん。

「モノづくりのまち」だからこそできる
働く意義と意味を見出す工場見学

大手旅行会社とも提携し、年間6,000人以上(2023年度は7,000人超え)もの学生を受け入れる町工場見学ツアーを生み出したのが、大阪モノづくり観光推進協会専務理事・事務局長の足立 克己さん。
「東大阪の資源。それこそ、モノづくりを営む中小企業・工場が主役なんです。この魅力を伝えることこそが、東大阪というまちを活性化させることにつながる」と話す。

重要なことは、期間限定ではなく、継続してツアーを行えること。そのために企業や工場一つひとつに直接出向き、その熱意を伝えることで、協力企業は今では60を超えるほどに。どの時期でも、必ず工場見学を行える整備にも力を注いだ。「企業や工場が密集する東大阪だからこそ実現できたことですね」。

大阪ベンテック見学風景
大阪ベンテック株式会社の工場見学風景。
ノースヒルズ溶接工業
ノーズヒルズ溶接工業株式会社で、溶接シーンを見学。

特筆すべきが、このツアーには決まったプランがないこと。訪れる企業や工場が都度異なるからではなく、モノづくりの本質、生み出すことと働くことの意義を、若者に伝えるためだ。 「決まった筋書きでは、それぞれの企業や工場が携わっている内容が伝わらない。そこで働き、モノを生み出す職人自らの言葉、そして彼らの動きで伝えることこそ、学生にはリアルに刺さるんです」。
稼働する工場に響く音、そしてその場の温度も体感できるよう、この規模のツアーでは考えられないが、参加者全員にイヤホンを配布。職人の言葉を現場で耳にしてほしいとの思いからだ。

「“体験”ではなく“体感”。その現場でなにかをつくるのでは、本当のモノづくりの意味や本質を理解することはできない。ただの思い出になるだけなんです。小さなネジひとつ、部品ひとつがロケットのパーツになり、世界の未来を変えている。この小さなモノづくりに、大きな可能性が秘められていることに気づいてもらうには、体感こそが重要だと考えています」。
この思いは職人にもしっかり届いている。どうすれば伝わるのか。自分が手がけるモノが、どういった意味を持つのか。彼ら自身が改めて考え、そして自分の仕事により誇りを抱くことにもつながったそう。

参加した学校から届くお礼の手紙。ここにつづられる言葉が足立さんの原動力ともなる。
参加する学校ごとに異なる事前資料を作成。それぞれの市町村におけるモノづくり状況をデータや図で表し、興味をうながす工夫も光る。

参加した学生から多くのお礼が届くなか、足立さんの記憶に強く残る言葉が、「進路で悩んでいましたが、モノづくりに携わる学校に通うことに決めました」。
モノづくりの魅力、面白さを伝える。それがモノづくりの担い手を増やしていく。日本全国の自治体がツアーを参考にするために訪れるが、「職人自ら伝えるツアーは、開催できそうにない」とこぼすのだそう。東大阪というまち、ここで働く職人の気概が生み出す唯一無二のツアーを成功へと導いた足立さんの、その情熱と行動力、これもまたモノづくりの魅力に取り憑かれたからこそ生まれたもの。
「日本で唯一のツアーを開催できた東大阪だからこそ、当たり前すぎた環境に宿る魅力を再確認し、発信していくことで、さらにモノづくりの未来も明るくなると思います」。

DATA

一般社団法人大阪モノづくり観光推進協会

駅名
近鉄奈良線「石切駅」
住所
大阪府東大阪市上石切町1-11-12
ホテルセイリュウ内
電話番号
072-985-0331
受付時間
10:00〜17:00
定休日
土曜・日曜・祝日
アクセス
近鉄奈良線「石切駅」から徒歩約5分
公式HP
http://osaka-monodukuri.com/
  • ※掲載情報は2023年9月現在のものです。変更している場合があります
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